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  • photo_ari takagi

    stylist_yoko mori

    hair&make_akemi nakadai[IIZUMI OFFICE]

    text_noriko oba

    edit&design_rhino inc.

    Location_toukyo(my life01),AMATA(my life 02)
  • 美容の記事を多く執筆し著書も好評、多くの女性から熱い支持を得ているエディターの松本千登世さん。最近では、女性の生き方やライフスタイルに対する記事にも注目が集まっています。そんな彼女が、今自分の暮らしのなかで大切にしている3つのことについて教えてもらいました。
松本千登世/航空会社勤務、広告代理店勤務、出版社勤務を経てフリーランスに。雑誌や単行本や雑誌連載など、美容や人物インタビューを中心に活動。『結局、丁寧な暮らしが美人をつくる。今日も「綺麗」を、ひとつ。』(講談社刊)など著書多数。

お気に入りの器でていねいに暮らす

── 昔から器がお好きだったんですか?

私は、大学卒業後客室乗務員として国内線に乗っていましたが、そのころから全国各地の器屋を訪れていました。 といっても当時の私には作家さんの器は高額でしたから、お箸置きからスタートして少しずつ集めていました。 今は、友人との待ち合わせ前のちょっと空いた時間や仕事帰りにふらりと器屋に立ち寄ることが多いですね。白金の「雨晴」や松陰神社の「夏椿」、 そしてここ西麻布の「桃居」はよく訪れます。オーナーと話をしてその器の愛に触れるだけでも刺激になりますし、器屋に流れている心地いい時間を楽しんでいます。

「このカットソーは女性らしいラインで着心地もさらさらとして心地いいですね。襟の開き方ひとつとっても、 かがんだ時に気にならない角度で、
かつ抜け感もあって、よく考えられているデザインだと感じました。」

── 好きな作家さんはいますか?

好みの器は、存在感があってシンプルな料理に合うものや、果物をポンと置いただけで絵になるようなもの。 ガラス作家のおおやぶみよさんのグラスや器は自分自身も大好きで集めていますし、親しい友人に結婚のお祝いで贈ることもあります。

器を人に贈るのは、選ぶ楽しさと同時に難しさも感じますね。普段、器は人に見せないものなので、器を選ぶときには、 その人の背景をいろいろと想像します。ファッションの好みやインテリアの雰囲気、どんな暮らしをしているか、家ごはんが多いのか外食派なのか...など。 それで、この器ならきっと暮らしにも溶け込み、気に入ってくれるだろうなと考えながら選んでいく、その課程も器ならではですよね。

以前、私がとても尊敬している女性から「松本さんはきっとこの器好きだと思う」と陶芸作家の吉田次郎さんの器をプレゼントしてもらったことがあったんです。 その器は眺めているだけでレシピが100個浮かぶくらい魅力的だったのですが、その女性が「私が好きだと思う」と考えてくれた時間や気持ちも本当にありがたくて。 以来、吉田次郎さんの器も少しずつコレクションしたいと思っています。

── 器には、いろいろなストーリーがありますね。

はい。私は特に凝った料理はつくらないのですが、シンプルな料理こそ器次第で見え方がだいぶ変わります。 加えて器が素敵だと、落ち着いてゆったりと食べようという気持ちになります。素敵な器をつかって食事するときの背筋が伸びる気持ちも好きです。